健康や美容、ダイエットを意識して生活習慣を見直す中で、「自然な甘みでおいしく栄養を摂れる食品」を探している方も多いのではないでしょうか。そのような方におすすめなのが、果実そのものの味わいを生かしたサルタナレーズンです。トルコを中心に生産されるサルタナレーズンは、すっきりとした甘みが特徴です。
当記事では、サルタナレーズンに含まれる栄養素が一般的にどのように働くのかを解説し、手軽に楽しめる食べ方やレシピを紹介します。自然な甘みで健康的な食習慣を続けたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
サルタナレーズンは、トルコを中心に生産されるトンプソン・シードレス種のぶどうを短期間で天日干しして作られたレーズンです。一般的に見かけるカリフォルニアレーズンと比べると、色が薄く、やや緑がかった明るい色合いをしています。どちらも同じぶどうの品種ですが、気候や乾燥時間の違いによって風味が異なります。
カリフォルニアレーズンは、長期間かけてしっかり乾燥させるため、色が濃くなります。それに対し、サルタナレーズンは短期間の天日干しによって、酸味と甘みのバランスが良いのが特徴です。ぶどう本来の香りや自然な甘さが感じられることから、お菓子やパン、料理にも幅広く利用されています。
サルタナレーズンには、食物繊維やカリウム、鉄分、ポリフェノールなど、日々の食事に取り入れたい成分が含まれています。ここでは、それぞれの栄養素の働きを紹介します。
食物繊維とは、人の消化酵素では分解できない食物中の難消化性成分の総称であり、「第6の栄養素」とも言われています。食物繊維は水に溶けない不溶性食物繊維と、水に溶ける水溶性食物繊維に大きく分けられており、不溶性食物繊維ではセルロースやキチンなどが、水溶性食物繊維ではペクチンやアルギン酸などがよく知られています。
食物繊維は、小腸で消化・吸収されずに大腸まで達し、便秘対策として役立つとされています。日本人の多くは食物繊維の摂取量が不足傾向にあるため、日常的に意識して取り入れることが大切です。サルタナレーズン100g当たりの食物繊維は約4.1gで、レタス(1.1g)の約4倍に相当します。
カリウムは、細胞内液の浸透圧を一定に保つ働きを担う、人体に必要なミネラルの一種です。成人の体内には約120~200g含まれているとされており、その多くは細胞内に存在しています。カリウムは体液のバランスやpHの調整に関わるほか、神経の伝達や筋肉の収縮を助ける働きがあり、心臓や筋肉の正常な動きを支える重要な成分です。
さらに、体内のナトリウムを排出しやすくするため、塩分の摂り過ぎを調整する上でも役立ちます。カリウムが不足すると、細胞内の浸透圧や神経・筋肉の働きに影響し、脱力感や食欲不振などの症状が現れることがあります。サルタナレーズン100g当たりのカリウムは約740mgであり、これは柿(170mg)の約4.4倍に相当します。
鉄分は、赤血球のヘモグロビンに多く存在する、人体に必要なミネラルの一種です。成人の体内には約3~5gが存在しており、そのうち約70%が赤血球中のヘモグロビンや筋肉中のミオグロビンとして酸素の運搬や貯蔵に関わっています。残りの約30%は肝臓や骨髄などに貯蔵鉄として蓄えられています。
鉄分が不足すると血液中のヘモグロビン量が減少し、体内に十分な酸素を届けられなくなるため、集中力の低下や疲労感などの症状が現れることがあります。鉄分には、肉や魚に含まれて吸収率の高いヘム鉄と、野菜などの植物性食品に含まれる非ヘム鉄があります。非ヘム鉄はビタミンCや動物性たんぱく質と一緒に摂ることで、鉄分の吸収を助けることができます。サルタナレーズン100g当たりの鉄分は約2.3mgで、ほうれん草(2.0g)に匹敵します。
ポリフェノールは、多くの植物に広く含まれる苦味や色素の成分で、自然界には5,000種類以上が存在すると言われています。代表的な種類には、アントシアニンやカテキン、カカオポリフェノールなどが挙げられます。ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える働きがあることが知られています。ビタミンCやビタミンEと同様に抗酸化力を持ちますが、水に溶けやすいため体内にとどまる時間は短く、毎日の食事で継続的に摂取することが望ましい成分です。
ぶどうには、アントシアニン類やプロアントシアニジンなどのポリフェノールが存在します。ポリフェノールは特に果皮や種子に多く存在するため、果皮ごと食べられるレーズンはポリフェノールを効率よく摂取できる食品です。サルタナレーズン100g当たりのポリフェノールは約400mgで、干していないぶどうの約33.3倍、赤ワインの約1.74倍に相当します。
サルタナレーズンはそのまま食べてもおいしいですが、料理やお菓子に加えることで自然な香りや甘みを楽しめます。ここでは、サルタナレーズンを使ったおすすめの食べ方を紹介します。日々の食事や間食にぜひ取り入れてみてください。
にんじんのシャキシャキとした食感に、サルタナレーズンの自然な甘みがよく合うキャロットラペです。オリーブオイルや酢を使ったさっぱりした味わいで、食卓の彩りや箸休めにもぴったり。作り方も簡単なので、常備菜としてもおすすめです。
■材料(2~3人分)
※はちみつは1歳未満の乳児には与えないでください。
| 1 | サルタナレーズンをお湯で5分ほど浸し、水気を切っておく。 |
|---|---|
| 2 | にんじんを斜め薄切りにしてから千切りにし、塩をふって10分ほどおく。スライサーを使ってもOK。 |
| 3 | ボウルに水気を絞ったにんじんとレーズンを入れ、(A)の調味料を順番に加えてよく混ぜ合わせる。 |
| 4 | 15分ほどおいて味をなじませたら完成。冷蔵庫で冷やすと、より風味が引き立つ。 |
サルタナレーズンの爽やかな甘みと、クルミの香ばしさが絶妙に調和した、しっとりとしたパウンドケーキです。ぶどう本来の風味を残したサルタナレーズンを使うことで、芳醇な味わいに仕上がります。焼き上がってから一晩おくと、よりしっとりとした口当たりが楽しめます。
■材料(パウンド型:幅18cm × 奥行き7cm × 高さ6cm)
| 1 | バターを常温に戻し、卵は溶きほぐす。型にオーブンシートを敷き、オーブンを170℃に予熱する。 |
|---|---|
| 2 | バターをボウルに入れ、泡立て器でクリーム状にする。グラニュー糖を2回に分けて加え、白っぽくなるまですり混ぜる。 |
| 3 | 卵を3~4回に分けて加えながら混ぜ、ふるった(A)を加えてゴムベラでしっかり混ぜる。 |
| 4 | サルタナレーズンとクルミを加え、さっくり混ぜたら型に入れる。中央を少しくぼませ、170℃で約50分焼く。10分経ったときに濡らしたナイフで切れ込みを入れるときれいに膨らむ。 |
| 5 | 竹串を刺して生地がつかなければ焼き上がり。冷めたらアルミホイルで包み、冷蔵庫で一晩おくとさらにしっとりと仕上がりに。 |
サルタナレーズンは、ぶどう本来の甘みと酸味が感じられる自然な味わいが魅力です。料理や間食に加えるだけで、手軽に栄養補給できるのは嬉しいポイントです。サルタナレーズンを使ったレシピを活用し、おいしさを味わいながら健康的な食習慣を目指しましょう。
サルタナレーズンをはじめ、品質にこだわったドライフルーツを選ぶなら、デルタの「産地パックシリーズ」がおすすめです。中でも「オスマン社 トルコ産サルタナレーズン」は、食品添加物・砂糖不使用で、爽やかな甘みと酸味のバランスを楽しめます。
キャンポス ブラザーズ社のサステナビリティ アニメーション動画
デルタの世界のパートナーをご紹介!