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ブルーベリーチーズケーキ。バスク風。 2019年05月20日

栁川かおり

栁川かおり

医師/料理家

チーズ好きな私は、ケーキの中でもチーズケーキはかなり上位にいます。クリーミィーで滑らかなレア、ふんわりしっとりのスフレ、濃厚でしっかり味のベイクドなどなど、いろんな種類があるのも飽きない理由のひとつ。もちろんどのタイプも好きなので、「チーズケーキ」というだけでは決められない!もっと細かく言ったら、ニューヨークチーズケーキのようにさらに限定された種類もありますね。私の中ではカフェやコーヒーショップにスコーンと一緒に並んでいるイメージのあるケーキ。ベイクドに似ているけれど、ザクザクっとしたグラハムクラッカーの土台がついてよりチーズの味も濃厚なところは、アメリカっぽさも感じてしまいます。

  

そうそう。地名が付いたチーズケーキと言えば、少し前から話題のスペイン・バスク地方で生まれた“バスク風チーズケーキ”というものも。今はやっぱりこれが一番気になってしまいます。

この表面をしっかり焦げるくらい焼いた真っ黒な見た目は、かなりのインパクト。はじめは焦げて苦いのかと思ったら、全然そんなことないんですね。この焦げたほろ苦い感じは決して焦げた味ではなくて、濃厚なチーズとも相性がぴったり。もしかしたらお砂糖を焦がして作るカラメルソースに似ているのかも。プリンもほろ苦いカラメルと一緒に食べると大人なデザートという雰囲気になりますよね。真っ黒な見た目だけでなく、生地自体もベイクドでもレアでもない、新しいタイプで、チーズ好きな私にはうれしい食感!そんな香ばしいチーズケーキには、実はブルーベリーが隠れていました。

生ブルーベリーシロップ仕立てを型の底に敷き詰めて焼いたブルーベリーチーズケーキ。生地自体はクリームチーズに砂糖と卵、生クリームをどんどん混ぜて、粉はほんの少しだけ。あっという間に作れる手軽な生地。高めの焼き温度でしっかり長めに焼いたら、まさにバスク風チーズケーキ。焼きたてよりもしっかり冷やした方がより美味しいのです。

これは人気が出るのも納得。やっぱりチーズケーキは全然飽きないですね。

今回使った商品

オレゴン州の生ブルーベリーシロップ仕立て
Oregon Blueberry in Light Syrup (680g)
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記事ライター

栁川かおり 医師/料理家

2児のママ。出産を機に2011年より料理ブログを開始。シンプルな料理をより美味しく!をモットーに、まいにち食べても飽きないような「おうちごはん」を目指す。2012年日本テレビ系「ヒルナンデス!」内の史上最大の家庭料理コンテスト「レシピの女王シーズン2」にて優勝し、初のレシピ本を出版。

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高橋 善郎 料理家/トライアスリート

和食料理人である父の影響により、幼少から実家店舗で料理の基礎を学び、現在も料理家の仕事と両立して和食料理店に立ち腕をふるう。食に関する9つの資格を有しており、企業のレシピ開発やTVなどのメディアでも活躍中。トライアスロンの国内大会では年代別優勝するほどの実力で「食✕スポーツ」の普及活動も精力的に行っている。

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