前回、書かせて頂きましたように、身体の中のAGEs(エージーイー)は食事によって増えていきます。一方で、身体の中でも、タンパク質と糖によってAGEsは作られます。そして、このタンパク質は身体の中のどんなタンパク質でもよいのです。身体の中に多いタンパク質といえばアルブミン、コラーゲン、エラスチン・・・どれも糖と結びついてAGEsを作ります。特に、糖尿病の方は、インスリンの働きが悪く、食事によって増えた糖が筋肉などに蓄えられず、血液の中をいつまでも廻り続けていますから(これをインスリン抵抗性と言います)、この余分な糖とタンパク質が結びついて、AGEsができ易くなります。
近年、血糖値の代わりに糖尿病の診断に多く用いられていますHbA1C(ヘモグロビンエーワンシー)はAGEsの仲間です。血糖値は検査数日前の食事等に気をつければ、検査の時にうまくごまかすことができます(?)が、HbA1Cは検査前1か月以上の血糖の状態が反映されますので、言い逃れができない(?)のです。
さて、この身体の中でできるAGEsをできにくくする働きがアーモンドにはあります。例えば下の写真はタンパク質と糖だけ(写真左)と、タンパク質と糖にアーモンドエキスを加えて(写真右)、37℃(体温)で1週間放置したものです。アーモンドエキスを入れた方はAGEs特有の色である褐色が明らかに薄いことが分かります。つまり、アーモンドのエキスがAGEsをできにくくしているのです。
![]()
なお、AGEsは、タンパク質と糖に「熱」を加えてできるものとの解説がしばしばみられますが、これは少し間違っています。AGEsはタンパク質と糖があれば体温程度でも十分に出来てくるのです・・だから、身体の中でも。
次回は、ちょっとしつこいようですが、AGEsにこだわって、AGEsと美容の話をさせて頂きます。
