Column コラム

第9回 「ナッツと歩行」

 私たちの歩きについて驚くような調査結果が先日発表されました。
ドコモ・ヘルスケア株式会社によれば、歩く速度とその人の収入は比例するのだそうです。
つまり、早足で歩く人ほど収入が高いということです。
収入が多い人は忙しいから早足なのだろうなどと理由を考察することは出来ますが詳細は分かりません。

 しかし、この調査結果が発表された日には私たちの研究室では
「ビルゲイツさんはどれだけ早く歩くんだろう」などと
下世話な話に花が咲いたことだけは事実です。

 さて、私たちが歩行するときには私たちが普段”筋肉”と呼んでいる全身の骨格筋を使います。
この骨格筋を動かすためには、栄養としては脂肪酸(脂肪)と糖(炭水化物)が使われます。
両者のうち脂肪酸の方が効率の良いエネルギー源です。
実際に、走るなどの激しい運動の時は、血液の中の糖や筋肉の中にあるグリコーゲンに貯蔵された糖が利用されますが、
歩くときには脂肪酸が優先的に使われます。ナッツは48~78%が脂肪で出来ています。

それも、エネルギーとして良質なオメガ9であるオレイン酸が中心です。
歩行の前の準備に、そして歩行後の体調修復のために、エネルギー源としてナッツを利用したいものです。
ナッツは少量で胃や腸などの消化器に負担を掛けることなくエネルギー補給を行うことが出来る優れた歩行補助食品です。

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